結納の準備として

結納の第一段階は、実は彼女の実家へご挨拶に伺うことです。初めて会うのでしたら、緊張するでしょうし、相手のお父さんが厳しかったら、話が合わなかったらなどと、いろいろと悩むところでしょう。そこで、彼女の両親に結納の前に正式に挨拶に行くポイントを説明します。礼を欠いて、印象を悪くしてはもともこもありません。

ここは、きちんとマナーをわきまえておくようにしましょう。彼女の親から、「なかなかいい若者だ」と、好印象を得るための心得を説明します。いろいろな知識を得て、大事な場面を乗り切りましょう。

結納をするにあたって、一般的には彼女の自宅へ伺いますが、最近は外で食事がてら話をするというパターンも多いようです。いずれにしても初めてお会いするのですから、手ぶらではなく菓子折り程度のものを持参される方がいいでしょう。菓子折りについて注意したいのは、羊羹など「切るもの」は避けること。そういう細かい点を気にされる方はまだまだ多いようです。

また、何のために伺ったのかがすぐにわかるように、「外のし」が礼儀とされています。これは、商品を包装紙で包んだ上から「のし」を掛けたやり方です。店で買う時に申し付ければ、やってくれるので忘れずに言うと良いでしょう。ここまできちんとしていれば、きっと彼女の御両親も感心するに違いありません。

お土産ののしですが、結婚に関する「のし」は、結びきりののしにして苗字を書きます。上書きはあえて書かなくても良いでしょう。先方に会った後は、まず自己紹介が礼儀です。以前から親しいのなら別でしょうが、正式に挨拶に行ったのでしたら、「○○さんとの結婚をお許しいただきたく、参りました。まだまだ未熟者ですが幸せにできるように頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします」というように丁寧に言った方が無難でしょう。

結納の前の正式なあいさつに伺う時は、服装にも気をつけましょう。ジーパンというのでは、あまりにも失礼です。ブレザーにネクタイ程度の格好はしていくべきでしょう。服装と同じように、結納のあいさつに行く時は靴にも気をつかいましょう。靴は男性を見るポイントの中で筆頭にあげられます。靴が汚れているのは、頼りのない象徴として見られてしまいますので、要注意です。また、細かい所としてはお日柄にこだわる方も多いので、仏滅の日は避けるのが無難でしょう。