結納はしたほうがいいの?

結納は、結婚のための第一歩と考えましょう。 結納というと、堅苦しいとか、古臭いなどというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、結納は、結婚を考えたカップルにとっては心の準備や結婚へのけじめ、責任をきちんと誓う大切な行事です。こう言うと、とても気が重くなるかもしれませんが、現在の結納は、昔ながらの伝統にのっとり、縁起のいい結納飾りを用意しての正統な結納もあれば、けじめとして結納金のみお渡しする略式の結納もあります。

結納の略式のやり方ですが、結納金を渡す際に相手に失礼のない方法でお渡ししようと考えられた方法です。結納は普通の金銭とは違います。だから、結納袋だけ渡すというのも失礼だし、ましてや手渡しするのはどうも軽過ぎます。 やはり誠意を最初に相手に見せるための結納だし、結納の場を設けた事は、家と家のおつきあいが始まるという事ですので、のちのちにとってもとても大切な意味を持ってくることとなるでしょう。

結納の方法は他にもいろいろあります。たとえば、婚約の記念に指輪だけを贈る結納の方法もあります。その場合、結納飾りは婚約を祝う小道具として、またけじめをつける演出の役割を果たします。この結納の時は、レストランやホテルでの食事会を兼ねてなごやかに楽しみながら結納が行われたりもします。

結納の用意は心がまえを説明してきましたが、次は結納の進め方を説明します。結納の進め方ですが、まず結納飾り一式は床の間などに飾ります。結納金と指輪を相手に渡す時のポイントですが、簡略化するものと、丁寧にする場合とあります。

簡略化の場合は、結納金を包み込む中包は結納飾りの中に入れたまま飾っておきます。この場合特に手渡ししたりせず、挨拶のみするという形になります。最近では、この方法が形式張らないので人気があるようです。

結納をより丁寧にと考えるならば、「切手盆」と呼ばれるお盆を使って渡す方法がおすすめです。結納金を手渡ししたときには挨拶をします。指輪を渡すのがメインの結納では、指輪飾りに指輪を置いておき、結納式で指輪を贈呈する時に、飾りから取り出し、女性の指にはめてあげるようにします。